株価の上昇下落の仕組みと仕手筋のシナリオ

本記事では、日々のトレードや様々な情報を通じて気付いた株価の上昇下落の仕組みを記載します。

投資の方法については、個人それぞれの手法があると思いますので、本記事はあくまで参考としてください。

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株価の上昇下落の一般的な要因

株価が上昇または下落する直接的な要因は需要供給によるものです。

買いたい人が多ければ、需要が勝り株価は上昇します。逆に売りたい人が多ければ、供給が勝り株価は下落します。

身近な例ですが、人気の高い商品は売り切れになったとします。どうしても欲しい人は定価よりも少し高い値段でも手に入れようとしますよね。需要供給のバランスが崩れた結果として、価格が上がったり下がったりと変動が起こります。

株式市場でも同様です。ある要因から銘柄の人気が出始め、投資家たちが買いに向かい株価は上昇していきます。

株価の需要供給を決めるものとして、一般的には以下の要因が知られています。

  • 業績・通期予想の修正
  • 復配・増配
  • 合併・買収・業務提携・新規事業開拓
  • 関連株の上昇下落
  • 思惑・期待

 

一般的な知識は100%通用しない

前述では一般的な要因を紹介しましたが、必ずしもこれらの要因で株価が素直に上下に変動するわけではありません。

例えば業績に関して言及すると、決算発表で好決算が発表された翌日、その銘柄が100%上昇することは無かったです。

好決算にも関わらず、翌日はGU(ギャップアップ)で始まり、寄り天となる銘柄を数多く目にしています。逆に決算の内容が悪かった翌日には、ストップ高という銘柄も多くありました。

"織り込み済み"や"材料出尽くし"等の便利な言葉で片付けられているのは、ご存知の方も多いと思います。

そんな揺さぶりの中で投資家たちは損をし、悔しい思いをしています。

逆に言うと、一般的な知識を逆手に取り、"莫大な利益を出している方々もいる"という事です。

 

仕手筋のシナリオ

「莫大な利益を出している方々」と表現しましたが、仕手筋の事を指します。仕手筋とは、人為的に作った相場で短期間に大きな利益を得ることを目的とした集団です。

人為的に作った相場、つまり株価はコントロールされている事を念頭に置いておいてください。

仕手筋の基本的な手法としては、まず安いヨコヨコチャートの価格帯で、誰にも気付かれずにこっそりと玉を集めます。そして好材料が出たタイミングで一気に買い上げ、株価を高騰させます。

徐々に利益確定をしつつ、手持ちの玉をすべて売り払う頃には、個人投資家たちが高値でJC(ジャンピングキャッチ)し「まだまだ上がるぞ!」と夢を見てる頃合いでしょう。

そして、もう一つお伝えします。

個人投資家には、有益な情報は遅れて入ってきます。仕手筋たちは既に有益な情報を仕入れており、だからこそ分からないように玉を先行して集めています。

ニュースやSNSなどで有益な情報が出た頃には、仕手筋は"準備完了"の状態なんです。

私が一般的な知識は100%通用しないと記載したのは、上記の理由からです。

個人投資家が株式運用を成功させるためには、このカラクリを察知し仕手筋の資金の流れに上手く乗ることです。

 

「株価が上がる=株価を上げたい人がいる」

「株価が下がる=株価を下げたい人がいる」

 

 

 気が向いたら、仕手筋が入った兆候や仕手筋に乗る参考記事でも書いていこうと思います。


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